愛を自由に表現できない人へ③
しかし、そんな母への愛情表現も
長くは続きませんでした。
いつしか
「生んで良かった」
と思ってもらうことは
絶対無理なんだと悟ったからです。
なぜなら
小さいからできないことも多い。
なかなか寝付けずに母を夜中に起こす。
養育費がかかる。
可愛かったらいいが、愛嬌もない。
面白いことも言えない。
母が大変でも助けることができない。
ご飯も作ってもらってばかり。
無力感ばかりが募り
母も疲れているときについ、
子供に当たってしまう。
自分の何もできないもどかしさと
母への分かってくれない寂しさで
もう自分から母を好きになること自体を
やめてしまいました。
それが、小学1.2年の頃でした。
つづく